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精巣腫瘍の研究

精巣腫瘍は「10万人に・・・」のがん

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精巣腫瘍という病気、「10万人に・・・」と枕詞がつくくらいですから、普通に暮らしてればまずお目にかかりません。
僕も自分がかかるまでは聞いたこともなかった病気でした。
ネットで検索すれば一通りの説明は出てきます。
キーワードは、「こうがん 硬い」です。

精巣腫瘍とはどんな病気?

精巣腫瘍とは、その名の通り精巣(睾丸)にできる腫瘍で、20~30歳代の若い人に多く発生する病気であると言われています。
多くは悪性(癌)で、進行の速い場合が多く昔は若い男性を冒す不治の病として恐れられていました。
進行が速く他の臓器に転移するので、放置して転移が進むと命に関わることのある怖い病気で、早期発見・早期治療が大切です。

最近では、医療技術の進歩・効果のある抗癌剤の発見により、9割以上の人が完治、転移のある進行症例でも適切な治療を行えば7〜8割の人が治るような病気になりました。
しかし、進行した状態では治療が困難な場合もあるので、おかしいなと思ったら恥ずかしがらずに早めに泌尿器科を受診することが大切です。

精巣腫瘍の原因

精巣腫瘍の本当の原因はまだわかっていません。
ただ、停留精巣(精巣が陰嚢内に入ってなくソケイ部などに留まっている病態)や、精巣発育不全などの病気をもっている人は、精巣腫瘍になりやすいといわれています。
またこの他のリスク因子として、家族に精巣腫瘍にかかった人がいる場合、男性不妊症、特に精液検査で異常のある男性で精巣腫瘍のリスクが高いとされています。
症例の30%程度に遺伝的因子が関与していると考えられています。

精巣腫瘍の頻度

頻度としては10万人に1〜2人のめずらしい病気です。
しかし、他の多くのがんと異なり、20歳代後半から30歳代にかけて発症のピークがあり、若年者に多い腫瘍であることが大きな特徴となります。

発生頻度としては非常に低いのですが、20~30歳の働き盛りの男性で最も多い腫瘍であるため、個人としても、社会的にも大変深刻な病気であるとも言えます。
精巣腫瘍の罹患率は国別や人種差が大きく、スカンジナビア(デンマーク、ノルウェー)やスイス、ドイツ、ニュージーランドで最も頻度が高く、米国や英国は中間、アフリカやアジアでは頻度が低いと言われています。

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