精巣腫瘍の転移を宣告された翌日に手配したセカンドオピニオン。
二週間ほど待ってようやく受診してきました。
とりあえず一番メジャーなところがいいだろうということで、神奈川の県立がんセンターに行って来ました。
県立だけに古そうな病院を想像して行ったのですが、着いてみたら立派な建物。
さすが独立行政法人、といったところでしょうか。
中に入って受付の案内所でセカンドオピニオン予約してきた旨を告げると、丁寧に受付の仕方を説明してくれました。
最近の病院は外部から色んな知見が入って来ているのか、ホスピタリティー的なものがかなり改善しているようです。
「病院新しくてきれいですね」と聞くと、まだ新しくなって2年目とのこと。
受付で元の病院から持って来た紹介状とCTや病理検査のデータを渡して、後は出番が来るまで待っててくださいとばかりに待合室へ。
病院はかなり大きな建物なんですが結構混みあっていました。
変な話、がんセンターだけにここに来てる人は自分も含めてみんなガンなんだと思うと、なかなか感慨深いです。
そんなことを考えてるうちに自分の順番がやってきました。
診察室に入ると中で待っていたのは、40代後半くらいのメガネをかけた医師でした。
「こんにちは。よろしくお願いします」
見た目の物腰は柔らかそうですが、低めの声で自信に満ちた感じです。
なんとなく第一印象は「経験を積んだ先生」という匂いがします。
簡単に紹介状に書いてあった内容を確認するように読み上げた後に、「具体的に何か聞きたいことはありますか?」
いよいよ始まりました。