ずいぶんと更新していませんでしたが、精巣腫瘍の再発、転移がみつかってから1年が経ちました。
去年の今頃、正月気分も覚めやらぬまま、定期検査の結果を聞きに病院に行って告げられた事実。
おそらく、今まで生きてきて初めて、死と真剣に向き合い、自分が死んでしまった後のことについて、あれこれ悩んだ時。
辛い闘病生活もあり、まだ仮釈放中の身であるとも言えますが、こうして1年後を振り返る文章を書けているということは、改めて自分は生き延びたなー実感できる瞬間です。
おかげ様で、去年の4月頃に退院、夏から会社復帰し約半年、普通の社会人と同じ生活をおくれてきました。
まだしばらくは3ヶ月毎の定期検査は続きますし、転移したリンパ節の残骸は小さいながらも体内に残っているので、ガンと縁を切ることは一生できないのでしょう。
けれど、1年、また1年と過ごすうちに、この運命ともより上手く付き合っていけるという、自信のような手応えは感じています。
去年は社会復帰したとはいえ、仕事のペースを作るので精一杯、ブログを書いたり、勉強したりする余裕はありませんでしたが、今年は少しずつ手を広げていこうと思います。