がんの治療は手術、放射線、抗がん剤の3つの療法を組み合わせる集学的治療が基本ですが、がんとの闘病と聞くとイメージされるのは抗がん剤治療ではないでしょうか。
抗がん剤治療は、手術によって治療できない進行性がんの治療や、手術の精度を高めるためにがんを小さくさせる目的、手術後の再発防止の手段として、治療に使われています。
乳がんの治療例
①手術前に抗がん剤治療を行いがんを小さくする
②手術によってがんを切除
③抗がん剤治療で再発防止
白血病の治療例
①抗がん剤治療で全てのがん細胞の死滅を目指す
気になる治療期間と治療費
抗がん剤治療というと、長期にわたる治療がイメージされます。
当然ながら、その間は生活にさまざまな支障をきたすことになり、またお金の心配も後を断ちません。
乳がんの場合
使い方:手術前のがんの縮小、再発予防
治療期間:1コース3週間、18コース
治療費:1コースあたり約16万円
大腸がんの場合
使い方:再発予防、進行がんの治療
治療期間:1コース3週間
治療費:1コースあたり約36万円
肺がんの場合
使い方:がんの増加を抑制
治療期間:1日1回を継続
治療費:1日あたり約6,500円
白血病の場合
使い方:寛解、寛解の維持
治療期間:1日1回を継続
治療費:1日あたり約11,000円