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医療費と保険

がん保険は治療の多様化への対応力で選ぶ

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公益財団法人がん研究振興財団の統計(2010年版)によれば、一生涯のうちにがんになるリスクを算出すると、男性では53.6%、女性は40.5%となり、いずれもおよそ2人に1人は経験することがわかります。
「まだ大丈夫」と思っていても、ある日突然健康診断でがんが見つかるなんてことも、まったくないとは言い切れないのが人生です。
どのように「いざという時」に備えればいいのでしょうか?

がんの悩みはお金の悩み

がんの悩みは「病気そのものへの恐怖」はもちろんですが、治療費や生活費など金銭面での不安というのも大きくなります。

1.「がんで怖いことは何ですか?」
東京海上日動あんしん生命の調査によると、「がん」について不安に思っていることいついて、以下のような結果が出ています。

「がんで怖いことは何ですか?」
1位:「がん」で死ぬこと
2位:「がん」の治療にお金がかかること
3位:「がん」で手術や抗がん剤治療を受けた場合の痛み
4位:「がん」で家族に迷惑がかかること
5位:「がん」で会社を辞めなければいけなくなること
6位:その他

参考:東京海上日動あんしん生命が『がんに関する意識調査』(2012年5月14日発表)より

金銭的な悩みがすべてではありませんが、2位の「がんの治療にお金がかかること」などは、がん治療とお金が切っても切れない関係であると言えます。
4位、5位の悩みも少なからず金銭が関係する問題です。

2.がん治療の自己負担額
健康保険内で治療する場合は、日本には高額医療費制度というものが存在するので、最高でも月額10万円前後の自己負担で済みます。
とはいえ、月額10万円でもそれが何ヶ月にもわたって長期に出ていくとなると、負担はかなりのものになるでしょう。

3.先進医療費
また最近では、最先端のがん治療技術が開発されていますが、これらは先進医療として、技術料の全額を自己負担する必要があります。
先進医療を受けることになると、治療費負担が大きくなるため、金銭面での悩みはより深刻化します。

金銭面の不安・負担軽減はがん保険で

このような長期間の医療費負担を想定し、民間保険会社のがん保険が注目されています。
民間生保に加入している世帯のがん保険世帯加入率は、59.5%にもなります。(生命保険文化センター平成21年度調査)
2人に1人が発症すると言われるがんですから、皆さんしっかり備えています。

1.がん保険とは
「がん」と診断された際に、経済的な備えとなる保険です。
現在がんは必ずしも入院治療ではなく、通院での在宅治療が主流となりつつあります。
治療方法も手術から放射線治療・抗がん剤治療・免疫療法・ホルモン療法など様々で、経済的な負担が大きいものも少なくありません。
入院以外の保障も充実したがん保険で、将来の不安に備えましょう。

2.がん保険3つの基本保障
がん保険は一般的に、次の3つの保障を基本保障として備えています。

がん診断時に支給される「診断給付金」
入院日数に応じて支給される「入院給付金」
手術を受けると支払われる「手術給付金」

またプラスアルファで、「通院給付金」「退院療養給付金」「先進医療給付金」などの保障がセットになっています。

3.がん保険の検討ポイント
代表的な治療法には、「手術」「化学療法」「放射線療法」があり、「がん」の三大治療といわれています。
また、最近注目されている「先進医療」という厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養もあります。
昔は、「不治の病」と恐れられた「がん」も、昨今の医療技術の進歩によって治療成績は向上しています。
ただ、「がん」は入院が長引くケースに加えて、入退院を繰り返すケース、治療後に再発するケースなどが生じ、結果的に入院日数が長期化してしまう可能性があります。
がん保険を検討する際、治療の多様化に対応していることが大きなポイントになります。

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