団信加入時の告知でウソついて加入しようとした場合、実際にはバレてしまうのでしょうか?
医師が出す診断書でバレる
お医者さんは患者に過去の病歴を聞きますし、聞いた内容は診断書に記入します。
団信に加入する時に嘘の告知をして加入したとします。
その後、何か体調が悪くなり、病院に行くと、医師からは当然のように既往歴を聞かれます。
あなた自身もちゃんと診てもらいので、過去の病歴について正直に話すでしょう。
まさか保険会社に医師が報告することもないだろうと、告知のことは気にもかけないかもしれません。
そうすると、医師は診断書などにその既往歴を記載します。
けれど、いざ自分が亡くなってしまい、団信の保険金を請求する時には、保険会社は過去の病歴や医師の診断書などを調査します。
そうすると、色々辿って行くうちに、先ほどの医師の診断書にぶつかるわけです。
「何かおかしいんじゃないか」ということになり、団信に加入する際に提出していた告知書と照らし合わせます。
ここで告知義務違反があったことが判明してしまい、保険金の支払いは拒否されてしまいます。
調査によってバレるケースも
団信に加入してから比較的早い段階で保険金の請求があると、保険会社が自発的に調査に乗り出します。
いわゆる保険金詐欺などの疑いがあるとして、調査するわけです。
そうなると、先ほどのケースと同様に、医師の診断書などから既往症などを調べ、告知義務違反が判明してしまうのです。
病歴などで嘘の告知をして、団信に加入し住宅ローンを借りることは可能です。
ただし、もし隠していた病気が原因で亡くなった場合には、保険会社の調査によって告知義務違反が判明する確率は高いです。
このような場合には、保障は受けられないことを理解し覚悟しておく必要があります。