がん経験者が住宅ローンを組むには、団信加入のための告知義務がネックになります。
「じゃあ病気の告知しなければ」と告知義務違反を考える人もいるかもしれません。
告知義務違反がバレたらどうなるのか?
まずバレたらどうなるかということですが、2年以内であれば、契約を解除されることになります。
契約解除=保障がなくなるということです。
逆に言うと、実は告知から2年経っていれば時効が成立するのです。
違反がわかっても保険会社は契約を解除できません。
2年逃げ切れば逃げ得か?
では、2年逃げ切れば後は何があっても保険が下りるのか?といえば、そうは行きません。
契約の解除ができないというだけで、告知しなかった病気やけがで亡くなったりした場合には、保険金を受け取ることはできません。
では、因果関係がなければ保険は下りるのか?
実は告知違反をした病気と関係のない死亡では保険金は支払われます。
例えば、私がガンの手術を隠して団信に加入したとして、交通事故で亡くなった場合、死因はがんとは関係なかったということになれば保険金はおりてくるのです。
いかがでしょうか?
それでも何となく逃げ得な感じがしますね。
でもよく考えて下さい。
一か八かで申し込んだとしても、やっぱり違反した病気で何かあるという確率が1番高いはず。
その時何も出ないのはやはり危険です。