年間の新規ガン罹患者が100万人を超える時代になりました。
国立がん研究センターによると、2016年に新たにがんと診断される患者は101万200人、がんで死亡する人は37万4千人になるとの予測。新規患者が100万人に達するのは初めてとのこと。(国立ガン研究センターのガン統計)
これ何気に衝撃的な数字ですね。
毎年100万人ずつ新たにガンになる人が増えると、5年で500万人、10年で1000万人。
ガンには5年生存率とか10年生存率とかって指標がありますが、発見するステージや部位によっては9割くらい、全体の平均では50%台だったので、過去10年のガン罹患者約1000万人のうち今も生存している人が50%の500万人。
これに10年以上前の罹患者で、今も生存している人も加えると、なんだかんだで2000万人くらいになるんじゃないかとか、、
正確な数字はこちらのガンの生存率データで確認するとして、石を投げればガン経験者に当たるような世の中なのです。
そうやって考えてみると、患者の立場からするとかなり気が楽になります。
それにしても、抗がん剤など目の飛び出るような高額な薬が続々登場している医療費の視点から見ると、この状況は頭の痛いことでもあります。
この点については、別の機会にガン治療と国の医療費問題として自分の考えを書きたいと思います。